於西大寺市民会館 H22/2/7放映
本番の放送から改めてお宝の要点をまとめました。鑑定士:中島誠之助氏(陶器) 永井龍之介氏(絵画)
(2017年4月 WEB管理者注記:オリジナルサイトの以下の記事部分には、放送画像が含まれているようなので、ひとまず削除した)
- 金重陶陽作「象の水滴」。なんとも可愛い表情・・造作の巧みさ申し分なし!「土`」の銘あり、おそらく36歳頃(S7)の作品。他に「猫の水滴」、「猪の香合」など掌サイズの小品多し。陶陽は備前焼中興の祖、古備前の研究に取り組み桃山時代の窯変を再現した。
- 西大寺ふれあいセンター完成祝いの寄贈品。ベル串田氏は、西大寺出身の油絵画家、ニューヨークやパリで長く活躍された。作品には東洋と西洋との融合があり、いつも挿入される「羽ばたきの蝶」には故里への郷愁を偲ばせている。
- しっかりした肩の張り、窯変のごま、又裏には下駄の歯印。室町中期、500年前の古備前の壺である。形がいいし、時代は十分ある・・ 珍しい逸品!(思わぬ高額鑑定に場内どよめき、持ち主爺さん慌てる・・)
- インターネットで落札購入の作品(牛窓の風景)。裏には「船舶]、小絲源太郎の書きこみと落款模様あり。色のメリハリが全くなく、きらめき感が皆無・・ひどい贋作!このサイズで本物であれば、1000万円超・・。作家の名を刻み賤しめたことからして厳しく鑑定・・1000円!(依頼人はもとより予想?、がっくり!)
- 古備前の像。江戸時代後期、文化文政時代の作品。
- 蝦蟇仙人。こわーい風貌・・中国に実在した人物とされる。12世紀呉王朝の大臣、後長安の山に籠り仙人となり妖術を学ぶ。
- 作品は人間ではなく神様の像。桃は聖なる食べ物で尊い。悪を払うと云う。
- 洋画家林武氏の赤富士。シンプルな構成、鮮やかな原色色彩の対比・・奥深い味わいを持つ。氏の最も人気のある「赤富士」のジャンル。小品ながら、ぐっと引き込まれた。久々に感動した! (破格の鑑定評価額に会場はどよめき、依頼人はアワアワ・・どうしましょう・・どうしましょう・・連発)