発行図書「西大寺」の表紙のふるきをたずねます。
第1号 西大寺観音院:桜田昌郎氏のスケッチ画
作者の桜田昌郎氏は岡山市東区上阿知在住の人。
作品の年代は不祥。向州公園から望む観音院の風景。
西大寺は、岡山県岡山市東区西大寺にある寺。
山号は金陵山。本坊は観音院。観音院は高野山真言宗別格本山の寺院。本尊は千手観世音菩薩。
日本三大奇祭のひとつとも言われる、会陽(えよう、裸祭り)が有名である。
寺伝によれば、751年(天平勝宝3年)、周防国玖珂庄(現在の山口県岩国市玖珂町)に住んでいた藤原皆足姫が金岡郷(現在の岡山市東区西大寺金岡付近)に観音像を安置したことに始まり、777年(宝亀8年)安隆が現在地に堂宇を建立したとされる。
元々は犀の角を戴き鎮めた地に建立したことから、「犀戴寺(さいだいじ)」と称したが、後に後鳥羽上皇の祈願文から「西大寺」に改称したとされる。
1507年(永正4年)の『金陵山古本縁起』によれば、1299年(正安元年)に堂宇を消失した記録のなかに、本堂、常行堂、三重塔、鐘楼、経蔵、仁王門等を構えていたことが記されており、すでに地方屈指の大寺であったものとみられる。
(参考)ウィキペディア 西大寺